2006年の10冊

 さて、本年の私の読書を振り返り、ベスト10を選びました。
今年は新書版にユニークな本が多かった。そこで新書版からベスト6を選び、単行本からは4冊にしました。

1.ウェブ進化論 梅田望夫著 ちくま新書
   ネットの向こう側、こちら側という考え方、大いに裨益されました。
2. 無思想の発見 養老猛司著 ちくま新書
   脳と哲学の書です。
3. 格差社会   橘木俊詔著 岩波新書
   今年のキーワード、格差社会を統計で解明してくれました。
4. 景気とは何だろう 山家悠紀夫著 岩波新書
   卒業研究の参考になりました。
5. 日本の外交は国民に何を隠しているのか 川辺一郎著 集英社新書
   日本が国連分担金の納入遅延の常習犯だった!
6. 奪われる日本 関岡英之著 講談社新書
   ホリエモン最大の社会貢献は、日本放送乗っ取りで慌てふためいた政治家に、外資の三角買収を1年間延期させたこと。
  公表された資料だけで、これだけの分析ができる!

単行本から印象に残った本は
1. マイラストソング 1〜5
  久世光彦さんがこんなユニークな本を出していることに遅まきながら気付きました。
2. 昭和史(戦後編) 半藤一利著  文芸春秋
  昭和も遠くなりました。この辺で昭和史の総括がほしいと思っていました。
3. インターネット超活用法2001  野口悠紀雄著 講談社
  これも卒業論文作成にたいへん参考になりました。
4. 悪夢のサイクル 内橋克人著  文芸春秋
  「規制緩和」を官僚支配打破の特効薬と錯覚した悲劇について詳述しています。