2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

TPP亡国論

『TPP亡国論』(中野剛史著、11年3月集英社新書)を読みました。この本の出た時、書評で、出たことを知っていましたが、「タイトルがあまりに通俗的だ」と読む気になれなかった。それが「レジーム・チェンジ」、「グローバル恐慌の真相」の2冊を読んで、…

ちあきなおみに会いたい 

今回は、難しい本でなく、ただ書かれた文章をたどるだけで楽しめる本の紹介です。 「ちあきなおみに会いたい」(徳間文庫、12年5月、石田伸也著)をよみました。 彼女の生い立ち、歌手としての歩みを歌の解説と交えて述べた本です。 歌の本ですから、YO…

福島原発の真実 

佐藤栄佐久氏の本2冊を読みました。 「福島原発の真実」(平凡社新書、11年6月刊)と「知事抹殺」(平凡社、09年9月刊)です。佐藤氏の経歴は、1939年福島県郡山市の生まれ。83年参議院議員、大蔵政務次官を経て88年福島県知事。第5期、06…

グローバル恐慌の真相

株がバブル後の安値をつけたと報道されています。米国の失業率が悪化、ギリシャ、スペインの金融不安のためらしい。世界同時不況はありうるだろうか。 グローバル不況はやってくるのでしょうか。 「グローバル恐慌の真相」という本を読みました。 若い気鋭の…

レジーム・チェンジ

『レジーム・チェンジ』(NHK新書、12.03・30刊行)という本を読みました。筆者は、中野剛志・京都大大学院工学研究科准教授、経産省課長を経て現職です。 この本は、デフレと新自由主義とEU問題について、面白い仮説を提起しています。 筆者の提示する…