2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

40歳からの知的生産術

『40歳からの知的生産術』(谷岡一郎著、11年1月刊ちくま新書)を読みました。 何故この本を読んだのかというと、図書館の書棚で見つけて、パラパラと序文のページを見ると、時間をどう管理するかを書いている。「知的生産」について書かれた本は多いが…

ジパング島発見記

『ジパング島発見記』(山本兼一著、集英社09年7月刊)という小説を読みました。著者は、話題になった「利休にたずねよ」(第140回直木賞)で有名になりましたが、これも同様に面白い趣向になっています。即ち、章毎に語り手が変わって、15〜16世…

無名碑

『無名碑』という小説を読みました。曽野綾子さんの昭和44年の作品です。40年以上前の作品で当時話題になったのですが、読む機会を逸していました。先月下旬、愛知県図書館が図書整理で半月休館になり、普段より長く1ヶ月借りられるというので、この機…

パル判事

岩波新書の2月の新刊ですが、中里成章著『パル判事』を読んでみました。東京裁判で、被告の無罪を訴えたインドのパル判事の、生まれと育ちから説き始めて、彼の思想と、東京裁判での彼の主張の妥当性を、比較的公平に分析しています。面白い記述が目につき…

日本経済論

『日本経済論』(松原隆一郎著、NHK出版新書、11年1月刊)を読みました。小泉内閣の登場から民主党政権の経済運営までを論じて、概ね妥当な解説であると感じましたが、欲を言えば、小泉内閣登場時に、こういう解説がほしかった。しかし、小泉内閣の経…