2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
『戦時中の統制経済が戦後にも生き残り、高度成長を支えたが、日本のキャッチアップ過程が終わるとともに、むしろ日本経済の桎梏になっていった』という有名な論がある。 この論に対して面白い反論を見つけました。『1940年体制は確かに戦後まで生き残っ…
芥川賞(76年)作家の村上龍が2005年に発表し、当時、毎日出版文化賞、野間文藝賞を受賞して、評判になった作品です。 偶々機会を逸して読んでいなかったのですが、今回の原発事故への政府の対応を見ていて、非常時での政府の対応について村上さんの見解を知…
自由経済を信奉する著者は、「日本経済の失われた20年」をどう評価するか。 『日本だけでバブル崩壊後の不況がひどかったのは、日本以外ではバブル崩壊後デフレにならなかったのに、日本ではデフレになったことにある。日本以外の国はバブル崩壊後、果敢な…