2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

愛知県の中央構造線

話題を変えます。「地質学」の話です。 図書館で新刊の棚を見ていたら、「愛知県の中央構造線」があった。風媒社から昨年12月刊行の本だ。 手にとってみると、「おわりに」で、「小学校5年生で柿原喜多朗先生の弟子に」とあり、「謝辞」にはご指導にお礼と…

バブルで損したのは納税者

以下、野口さんの本のハイライトです。 バブルの総決算。 【「バブル崩壊で日本の富が失われた」というのは誤りである・・・損をした人がいる反面で、不動産や株を高く売った人がいることを忘れてはならない。】しかし・・・ 【日本全体で見れば損得は帳消し…

ドッジは竹馬を知らなかった

富山への旅で、車中、「戦後日本経済史」(野口悠紀雄著、新潮選書)を読んだ。面白いと思った個所を紹介します。 最初は、「ドッジが竹馬を知らなかった」という話。 【「ドッジライン」はデトロイト銀行頭取ドッジのアイデアだとされている。しかし、本当…

日本経済 見捨てられる私たち

『日本経済 見捨てられる私たち』(08年2月青灯社刊、¥1470)という本を読みました。 著者は山家(やんべ)悠紀夫さんです。岩波新書で「景気とは何だろうか」を出された方です。 一言で言って、「経済学を知らない人のための現下の日本経済の説明書」と…