2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2012今年の10冊

印象に残った「今年の10冊」を下記します(順不同)。 ●原発のコスト 大島堅一著、岩波新書です。 原子力がなくても、日本は、電気供給になんの問題なく対応することは可能。ただ、九電力地域独占体制を改めることと、新しいエネルギー開発に努力すれば良…

日本の転機

ロナルド・ドーアさんが新刊を出した。『日本の転機――米中のハザマでどう生き残るか』(ちくま新書、12年11月刊)です。 ドーアさんの著書については、1年ほど前に紹介しています。 http://d.hatena.ne.jp/snozue/20111120 この本を著してから一年。原…

科学の限界

『科学の限界』(池内了著、ちくま新書2012年11月刊)を読んでいたら、面白い話がありました。3分の1の法則及び40分の1の法則です。 【人類の大祖先である猿人がチンパンジーと分かれたのは約600万年前。(その3分の1)約200万年前、原人は道…

定数是正の妙案

衆院の定数是正は、とりあえず0増5減の法案が成立したが、区割りが出来ていないので、今回の選挙は違憲状態で行われることになる。人口は変動するから、次回の選挙が0増5減で行われたとしても、違憲状態がなくなっているかどうかは分らない。 そこで、い…

領土問題の不愉快な真実

「領土問題の不愉快な真実」を述べた本でした。『領土問題をどう解決するか』(和田春樹著、平凡社新書、2012年10月刊)です。 「固有の領土」について。 野田首相は、韓国大統領の竹島上陸に「竹島は“我が国固有の領土“であり、大統領の行為は受け入れら…