2017-01-01から1年間の記事一覧

「ハイデガー『存在と時間』入門」

(轟孝雄著、2017年7月講談社現代新書)を大学図書館で欠いた。とても難しい本だった。序論だけ(60p)読んで、「これはわからない!」とあきらめてしまった。 。 まず、「存在の意味は時間である」の意味です。 たとえば「鳥が存在する」を考える場合…

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』(NHK出版新書、磯田道史よ、2017年5月)

司馬遼太郎が書き残した昭和日本の失敗の原因を詳述しています。(第4章 「鬼胎の時代」の謎に迫る)。大村益次郎を描いた『花神』を司馬作品の最高傑作と述べている。

「ミクロ経済学入門の入門」(坂井豊貴著、2017年4月岩波新書)

を読んだ。 ミクロ経済学を数式でなく、グラフで説明している本だ。 ミクロ経済学は、一人一人の消費者や一つ一つの企業といったミクロな経済主体から、マクロな市場やそこでの政策効果を分析する学問である。 現代の標準的な経済学では、どの応用分野もミク…

ZEN入門

「ビジネスZEN入門」(松山大耕著、講談社α新書) を大学図書館の棚でみつけました。筆者は妙心寺退蔵院副住職、1978年生まれ。2014年、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)出席。 禅に影響を受けた外国人というと、真っ先に思い浮かべるのは…

考える力をつける

畑村洋太郎さんの「考える力をつける本」(講談社α新書,2016年10月)大学図書館の棚にみつけ、「失敗学」の先生の本だ。読んでみようと借りてきました。 第3章「考える力」をつける訓練で、「思いつきノートをつける」→「実見記」を書く→「日記や業務報告…

鬼神のごとく 黒田叛臣伝葉室麟著新潮社2015年

帯「祝第20回司馬遼太郎賞受賞 <黒田騒動>を舞台に、まことの忠義を描く。 虎視眈々と大名家の取潰しを狙う幕府の次の標的はわが藩だ。 黒田家家老・栗山大膳は「恐れながら、主君忠之に謀反の疑いがある」と、幕府に告発した。 戦う相手は殿でもまして将…

老いる家 崩れる街

「オイル家 崩れる街(野沢千絵著、2016年11月講談社新書)を読む。 マンシヨンに43年住み続けた身には、身につまされる記述の多い本でした。