2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

小惑星探査機はやぶさ

『小惑星探査機はやぶさ』(川口淳一郎著、中公新書、10年12月刊)なる書を見つけて読んでみました。以下、その中から面白い話題の紹介です。 これまで、人類の作ったものが地球の引力圏外まで行って着陸し、ふたたび地球に戻ってきたことはない(例えば…

言葉と脳と心

『言葉と脳と心』(講談社新書)という1月の新刊を図書館の書棚に見つけてすぐ借りてきました。「脳、心、言葉」というと、私の最大の関心事ですので、読まずにいられません。 著者は、山鳥重(あつし)、神経心理学、失語症、記憶障害などが専門の医師です…

ルポ貧困大国アメリカ?

『ルポ貧困大国アメリカ?』(堤未果著、岩波新書、10年1月刊)を読みました。 第1章は「公教育が借金地獄に変わる」。学資ローンの重圧に悩む人々のレポートです。かつて、教育はよりキャリヤアップするためのステップであった。いまや学歴を手にしても…

ヒトラーとケインズ

『ヒトラーとケインズ』(武田知弘著、10年6月刊祥伝社新書)という面白いタイトルの本を読みました。 「不況期には、政府が財政出動して有効需要を創出し、失業を減らす」というケインズ理論は、今でも経済学説の重要な一角を占めている。 ヒトラーは、…

脳は何故「心」を作ったのか

先日の直方への旅、新幹線の車中で『脳は何故「心」を作ったのか』(前野隆司著、ちくま文庫)という本を読み終えました。筆者はロボット工学の専門家で、『ロボットに「心」をもたせることは可能か?』を追求した本です。以下は、本の内容紹介と言うより、…