2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

失われた10年とは?

『「失われた10年」は乗り越えられたか?』(下川浩一著、中公新書)という 本、題名に惹かれて買ってきました。著者は、日米両国の自動車産業の研究者として著名です。 読んでいて一番面白かった記事は、企業の戦略について説明した次のくだり。 【かつて…

天皇の官僚

外務大臣にも知らせず国連分担金の滞納をする!まさに”天皇の官僚”は外務省において健在でした。”天皇の軍隊”は敗戦で消滅しましたが、”天皇の官僚”は今も生き残った。 ”天皇の官僚”とは、(小生の定義では) ①国民にも政府にも知らせず、自分たちで決めたこ…

この話、知ってます?

「日本の外交は国民に何を隠しているのか」(河辺一郎(愛知大学教授)著、集英社新書)という本を読んで「えっ、そんなことあったの?」と仰天しました。 「国連分担金を日本がいつも滞納している」という話です。アメリカが、国連の決めることが気に入らな…

血圧の話

血圧について、かねてから疑問に思っていることがあります。 上が140、下が90という基準です。 血圧は、血管を流れる血液の抵抗が大きければ大きくなる。従って、血管の柔らかい若い者と、年齢を経て血管のしなやかさも失われている老人とは、標準とす…

「節度の経済学」の時代

内橋克人著「<節度の経済学>の時代」(朝日文庫)なる本をよみました。どんな本かを、同書に載っていた二つのエピソードを抜書きして、紹介しましょう。 一寸旧聞ですが、旧長銀の話です。アメリカの投資会社はいくらで買い取ったか? 【10億円(政府が…