2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本を滅ぼす消費税増税

『日本を滅ぼす消費税増税』(菊池英博著、2012年11月刊、講談社現代新書)を読みました。書名からすると、税制の本?と思いますが、日本の経済史として、ハンデイで図表も多く、好著です。 著者の菊池英博さんは、1936年生まれ、「エコノミストは役に…

生きるための経済学

「東大話法」の著者、安富さんは面白い論者だ。他にどんな本を著しているのかと、図書館で検索し『生きるための経済学』(安富歩著、NHK出版08年3月刊)を見つけました。 後書にこんな文が・・・【私が経済学に最初に疑問を抱いたのは、おそらく、中学生…

経済学に何が出来るか

『経済学に何が出来るか』(猪木武徳著、2012年10月刊、中公新書)を読みました。 以下、印象に残った記述です。 マネーサプライは統御できない? 「マネーの定義の難しさ」という一節が面白い。 『「マネーサプライ」というマクロ経済の集計量は、通貨の…

梅棹忠夫

『梅棹忠夫』(山本紀夫著、中公新書2012年11月刊)を図書館で見つけて読んでみました。梅棹さんは、ものの考え方という点で、私が大きな影響を受けた人です。 梅棹さんを知るきっかけ 梅棹さんは、昭和32年、雑誌中央公論2月号に「文明の生態史観序説…