今年印象に残った10冊

今年、印象に残った10冊です。

 どんな本だったか、参考までに、小生のブログのサイトを付けています。

「脳は何かと面白い」池谷裕二 新潮文庫

http://d.hatena.ne.jp/snozue/20100625

司馬遼太郎が書いたこと 書けなかったこと」小林達雄小学館文庫

司馬遼はなぜ「ノモンハン」を書かなかったか?

http://d.hatena.ne.jp/snozue/20101129

「利休に尋ねよ」山本兼一PHP

今年は小説をあまり読まなかったのですが、その中で出色でした。

http://d.hatena.ne.jp/snozue/20100428

修士論文執筆のため、今年は経済関係の本を多く読みました。以下、それらから

「消費税のからくり」斎藤貴夫、講談社現代新書

消費税が輸出企業への補助金になっていること、「税収が景気の影響を受けない」というのは税金を取る側の論理。まさにそうですね。

http://d.hatena.ne.jp/snozue/20100806

「良い財政赤字悪い財政赤字リチャード・クーPHP

http://d.hatena.ne.jp/snozue/20101219

http://blog.goo.ne.jp/snozue/d/20101226

「デフレの正体」藻谷浩介、角川書店

人口の減少が、供給面よりも需要(消費)面で大きく影響する(目から鱗です)。

http://blog.goo.ne.jp/snozue/d/20101107

「変る世界 立ち遅れる日本」ビル・エモット、PHP

経済と社会における、小泉政権の最大の変革で生じたのは、労働市場の2極化である。このプロセスはすでに1990年代に始まっていたが、小泉政権下で大幅に加速した。

http://d.hatena.ne.jp/snozue/20100414

ユニクロ型デフレと国家破滅」浜矩子

小生の修士論文と結論が同じです

http://d.hatena.ne.jp/snozue/20100806

「YENは日本人を幸せにするか」吉川元忠NHK出版

この書、論文を書く前に読むべきでした。「巨額の(日本からの)対米マネー移動がドル建てで行なわれ・・米国を助けたが、日本経済の足を引っ張る」

「日本は世界5位の農業大国」淺川芳裕、講談社+α新書

http://d.hatena.ne.jp/snozue/20100324

「国内の農業生産高は世界5位の8兆円、先進国に限れば米国に次いで2位である」。目から鱗です。