『“ひとり出版社”という働き方』

(西山雅子著、河出書房新社、2015年7月刊)という本を図書館の棚に見つけ、読んでみようと思いました。
御承知のように、近年街なかから小さな本屋が消えていっています。実際、本を買いたいと思っても、自分の探す本が小さな本屋では見つけにくいのです。どうしても、丸善などの大型書店で購入することになります。それにネット販売もありますから、小さな本屋は成り立たなくなっています。本の販売でも小さな本屋はビジネスモデルとして成り立たなくなっています。そうした中、出版社を一人でやれるの?手に取ってみた所以です。
内容は、一人出版社をやっている人にインタヴューして、一人出版にかける思いを取材した本です。
 登場する出版社は、
小さい書房:ひとりで読んでも子供と呼んでも
http://chiisaishobo.com/
土曜社:大杉栄の著作を専門に
http://www.doyosha.com/
里山社:『井田真木子著作撰集』が売りです。
http://satoyamasha.com/
港の人:鎌倉の出版社です。
http://minatonohito.jp/
ミシマ社:京都市城陽市、珈琲と1冊シリーズがあります。
http://www.mishimasha.com/
赤赤舎:京都にて、生を揺るがす写真家たちとの出会い。
http://www.akaaka.com/
サウダージ.ブック :土庄町(演歌はとばしぐれの舞台)の出版社です。
http://saudadebooks.jimdo.com/
サウダージはブラジルの奥地です。代表の浅野さんは文化人類学選好。
宇田智子:「日本一狭い古本屋」。
http://urarabooks.ti-da.net/
田村  実 インドで作られた本を販売しています。
http://www.tamura-do.com/
ゆめある舎:谷川俊太郎家のお嫁さんの始めた出版社。
http://www.yumearusya.com/
ミルブックス:ミルはフランス語の千
http://www.millebooks.net/
タバブックス:おもしろいことを、おもしろいままに本にして、きもちよくお届けする。http://tababooks.com/
人生、好きなことで生活して行くのはたいへんですが、それぞれのページから好きな仕事に取り組む人々の幸せが匂っています。

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