女は男の指を見る

『女は男の指を見る』(竹内久美子著、10年4月刊、新潮新書)を読みました。
23日の朝日の書評にも載っていましたね。
【女性は男性を見る時、顔や胸板などより指に注目しているという。身体の「末端」は共通の遺伝子からつくられており、腕の先(指)を見れば胴体の先端(生殖器)の出来具合も見抜くことができるからだと、著者は言う。人差し指に比べて薬指が長い人ほど男性ホルモンのレベルが高く、スポーツや音楽の才能に恵まれているという説も】(朝日)
 竹内久美子さんの著書は、以前、メールで紹介したことがあると思いますが、この本は著者の研究の集大成ともいうべき論を展開しています。
 動物行動学者としての竹内さんのテーマは、『動物(人間も含む)の浮気』。
 彼女によると、『浮気』は、
【動物はメスがオスを選ぶのが原則。子育てと次に子を産むまでにずいぶん時間がかかる。(それに)メスは一生に産む子の数に限りがあるので、どうせ産むなら質のよいオスの子を産みたい】。
この結果の行動が「浮気」で、その場合、どういうのが質の良いオスかというと(この辺りが彼女独特の持説)、強い免疫力を持つオスだそうです。
まぁ、牛の口蹄疫騒ぎをみれば、うなずけない話ではありません。
【男は事ある毎に、浮気を試みるが、女は滅多なことでは浮気せず、しかもこれぞと思った、少なくともダンナよりもいい男しか相手にしない。】
 こういった彼女の研究結果の集大成を述べた本ですが・・・
最近、風邪を引きやすくなった。つまり、免疫力が低下したらしい。で、免疫力の強いのが質の良いオスという彼女の説が気になります。

追伸:以前の竹内さんに関するメールは、以下のブログに掲載されています
http://blog.goo.ne.jp/snozue/d/20040417

http://blog.goo.ne.jp/snozue/d/20040627

http://blog.goo.ne.jp/snozue/d/20081220